40歳の童貞男
連続劇場鑑賞三日目(土曜日)は劇場公開に感謝のこの作品。
公開初日、ちょっと遠出してK和田まで行ってきました。
40歳の童貞男('05米)
原題:THE 40 YEAR OLD VIRGIN
監督:ジャド・アバトー
出演:スティーヴ・カレル/キャサリン・キーナー/ロマニー・マルコ
/ポール・ラッド/セス・ローゲン/エリザベス・バンクス/レスリー・マン
劇場:ユナイテッド・シネマ岸和田('06.9.30) 鑑賞代金1800円
評価:★★★☆
全米で思わぬ大ヒットとなり大きな話題を集めた異色のハートウォーミング・ラブコメディ。40歳にして童貞というまじめな独身男が、悪友3人組のおせっかいな手助けを受けつつ初めての恋愛に悪戦苦闘しながらも前へと進んでいくさまを下ネタギャグを織り込みハートフルに描く。主演は「ブルース・オールマイティ」「俺たちニュースキャスター」のスティーヴ・カレル。共演に「マルコヴィッチの穴」のキャサリン・キーナー。「フリークス学園」はじめTVのコメディ番組などで実績のあるジャド・アパトーの劇場監督デビュー作。
電気店で働くアンディ(スティーヴ・カレル)は、フィギュア収集やテレビゲームをこよなく愛するオタクな40歳の独身男。ある日、アンディはひょんなことから自分が童貞である事実を仕事仲間であるデビッド、ジェイ、キャルたちに知られてしまう。驚いた3人はどうにかしてアンディに初体験をさせようといろいろ世話を焼き始める。そんな中、アンディはネット競売の仕事をしているトリシュ(キャサリン・キーナー)という女性と知り合い、ついに初デートに漕ぎ着けるのだったが…。
(allcinemaONLINE解説より)
全国でT京とO阪のユナイテッド・シネマ2館のみ(T京はどうか知らないけどO阪は一週間限定!!)と言えども、よくぞ劇場で公開してくれました。しかも何のひねりもないこのタイトルが逆に素晴らしい。
10月26日にはDVDも発売されるし、無理して劇場で見ることもないかとも思いましたが、初のユナイテッド・シネマ体験も兼ねるという意味で行ったわけです。しかし映画の内容は、まずまず笑えて楽しめつつも
なんとなく腑に落ちない・・・
もちろんコメディ映画として充分楽しめるのは間違いありません。
しかし主人公アンディが40歳まで童貞のまま過ごしてきたという設定に説得力がないように思えました。アンディの部屋にはレア物中心のフィギュアが飾られており、大きな液晶テレビにコントローラー付き専用シートまで用意されたTVゲーム設備。その身なり、たたずまいからどっからどうみても典型的オタク。これだけ揃えば40歳まで童貞なのもおかしくないとは思います。しかしアンディは仕事仲間のアドバイスで美女にモテまくり、何度もチャンスが訪れます。
はっきり言って、自ら女性経験を拒み続けてきたというならともかく、そうではなく更にあんなもん(アドバイス)でモテるような男なら40歳になる前にとっくに経験済ませてるやろ。そう思えたわけです。
それから、最終的にアンディはトリシュのアドバイスのもとコレクションしてきたフィギュアを(おそらく)全てネット販売で手放してしまいます。大切?なコレクションをそんな簡単に(いや、簡単にではなくても)手放せるような男なら、やっぱりとっくに経験済ませてるやろ? そう思いました。
物語のラスト、アンディはトリシュに対し自分が40歳の今まで童貞で過ごしてきた理由を、なかなかいいセリフで伝えるのですが、前記したことが理由で感動とまでは行きませんでしたね。
まぁ、そんなこんながなければ4つ★でもよかったと思います。
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さてユナイテッド・シネマ岸和田。ベイサイドモールという建物の中にありその名の通りすぐそばに海があり、俺的にはなんとも落ち着くシチュエーションなのですが、土曜日だというのに人が少ない。超のつくヒット作でも上映していない限り、ローカルのシネコンはこんなものなんでしょうね。しかしモールそのものも、一階のしかも一番目立つ場所にテナントとして入っていたと思われるレストランが閉店、後がまもなく残骸が残ったままというなんとも寂しい状態。だいいち駅からベイサイドモールまでに抜ける商店街からして更に人がいなくて・・・大丈夫なんでしょうか?
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