2006年6月12日 (月)

赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

はぁ、やっと読み終わった。

3026a315『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』。小学館に入社後、『少年サンデー』赤塚不二夫『おそ松くん』担当になってから、定年退職するまで長年赤塚不二夫と関わってきた名物編集者、武居俊樹が書いた本だ。俺は特に赤塚不二夫のファンでもなくコミックも持ってない。テレビアニメの『おそ松くん』や『天才バカボン』『元祖天才バカボン』は好きで見ていたがマンガはほとんど読んだことがないし、読んでもあまり面白いとは思わなかった。
ただ、何かでタモリと親交がある事を知り興味を持ったのをはじめ、『笑っていいとも』のテレホンショッキングで何年かごとに出演しているのを見る度「元気にしてるんだな」となぜかほっとする感じだった。しかし、平成14年に倒れて以来そのまま意識不明ということは、この本の紹介を読むまですっかり忘れていた。

この本、初めは面白かった。人気漫画家と編集者の関わりあいが興味深く、さらにまわりには藤子不二雄、石森章太郎、ちばてつや等が出てくるし。ただ、だんだん何か違和感を感じはじめ途中から「早く終わってくれ・・・」とさえ思うようになってしまった。おそらく作者の武居という人のせいだ。赤塚不二夫の生い立ち(しかも自伝のように語られる)やらエピソード書いていたり、自分の話になったり、他の漫画家の話になったりするものだからの話があちこち飛んで、途中「これいつの話?」となる。多少修正は入っているにせよ、そこは作家ではない素人の書いた本。仕方がないのだろう。また、作者は65歳。文の締めにギャグを使ったりしているが古いのもあってか全く面白くない。しかしそれだけではない。この武居という人の人間性が気に入らなかったのも大きい。とにかく途中から武居という人間に嫌悪感が出てきた。

ただ、途中から苦痛で読み続けたこの本、ラスト4ページは少しじ〜んときた。ちょっと救われた。

それともう一つ、写真では分かりにくいが本のデザインはカッコイイ。

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2006年6月 5日 (月)

『刑事コロンボ』&『容疑者Xの献身』

店に入るなり、モーがテレビに向かって何やら話している。

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誰が見たってパクリだろ。

どうやら画家・和田義彦氏によるイタリア人画家アルベルト・スギ氏作品の盗作騒動の件らしい。


さて今日は「うちのカミさんがね〜」「すみません、もう一つだけ」でおなじみの米TVムービー『刑事コロンボ』シリーズ第13話、『刑事コロンボ /ロンドンの傘』を見た。

Colombo_dvd7刑事コロンボ /ロンドンの傘('72米TV)
原題:DAGGER OF THE MIND
監督:リチャード・クワイン
出演:リチャード・ヘイスバート,オナー・ブラックマン,ウィルフレッド・ハイド=ホワイト
評価:★★★☆

一ヶ月程前に『容疑者Xの献身』(東野圭吾/著)を読んでからというもの、無性にミステリー物が見たくなり、持っていた『刑事コロンボ DVD-BOX』の気に入っている作品から見始め、その後は第1話から順番に見ていたのだが、一時休止となっていた。そして再開の第13話が今回の作品というわけだ。
今回はシリーズ初の海外ロケ編。コロンボ警部(ピータ・フォーク)は研修でイギリス・ロンドンへ行くのだが、接待役のダーク刑事部長(バーナード・フォックス)の親類の事故死に疑問を持ち、あることから殺人であると見抜く(詳しい内容は//tanokura.web.infoseek.co.jp/columbo/13.htmlを参照)。

このシリーズではコロンボの話の中に、本当に存在するのか不明ながら必ず親戚の話が出てくる。今回出てきたのは。ボーイスカウトをやっているそうでハデな制服が好きなのだそうだ。弟から借りてきたというカメラでロンドンの風景や警官の制服をカシャカシャ撮るシーンが面白い。また吹替コロンボ役の小池朝雄(故人)は相変わらず最高だが、今回は風邪をひいていたのか声が終止ガラガラ声であった。

ところで『容疑者Xの献身』(東野圭吾/著)、昨年の『このミステリーがすごい!』で1位、そのうえ直木賞まで受賞(『本屋大賞2006』第4位)したとあって、既に読んだ人も多いと思うが、未読の方にはぜひお勧めしたい一冊である。俺の場合、『ダカーポ』2006 1/4・16合併号での特集:BOOK OF THE YEAR 2005で「国内ミステリーではダントツ」「言ってみれば、刑事コロンボと天才型犯罪者の対決」とあったのが気になり買ったのだが、読み出したが最後、風邪による高熱もなんのその、衝撃的(最後までトリック全く見抜けず!)な結末まで一気に読んでしまった。初版本の帯には以下のような文がある。


運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。

これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。
いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。

男がどこまで深く女を愛せるのか。どれほど大きな犠牲を払えるのかーーー。


まさしくそんな内容の切ない純愛ミステリー。あぁ、また読みたくなった。







容疑者Xの献身


Book
容疑者Xの献身

著者:東野 圭吾

販売元:文藝春秋

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<内容紹介>
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるかーーー。

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